延床面積 ：92.74㎡（28.04坪）
土地面積 ：248.52㎡（75.17坪）
建築家：稲沢 謙吾
【守られた環境で自然を感じる住まい】
閉鎖的と開放的な特徴を持つ土地に調和した住まいを計画しています。自然を感じながらもプライバシーを確保し、二つの要素をバランス良く取り入れた設計がテーマです。
設計では、住む方が「見たい」と感じる景色と、逆に「見たくない」と感じる部分をしっかりと見極め、それぞれの特徴をどのように住まいの中に取り込むかがポイントです。例えば、美しい自然や眺望が広がる方向には大きな窓や開放的なデザインを取り入れ、外の景色を取り込みます。一方、隣接する建物など、見たくない方向には壁や植栽を用いて視線を遮り、プライバシーを確保します。
■二つの庭「開いた庭」と「閉じた庭」
このプロジェクトの特徴として、二つの異なる庭「開いた庭」と「閉じた庭」を計画しています。
・開いた庭
自然や景観を最大限に楽しめるように設計されています。周囲の環境と一体感を感じられる空間で、風や光を存分に取り入れ、開放的な生活をサポートします。
・閉じた庭
こちらはプライバシーを重視し、静かで落ち着いた時間を過ごせるようデザインされた空間です。周囲の視線を遮りつつも、自然の息吹を感じられる、守られた環境を提供します。
二つの庭をはじめ、家全体を通じて外の景色や自然と調和し、四季折々の変化を感じられる住空間を作り上げています。
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